『〜髪を梳きすぎる〜』ことの危険性
最近風が冷たくてインナーダウンが欠かせないヤマグチです。
おはようございます。
朝と夜の冷え込みが私の皮膚を貫いてきます。
今日はタイトルにもある通り
『髪』についてです。
いきなりですが
画面の前のあなた。
毛量で悩んでませんか?
いやそういう意味じゃなくて。
『毛量が多くて悩んでませんか?』
髪の梳きすぎは危険。
今日はこのことについて少しお話ししようかと。
毛量が多いからお店で
『たくさん梳いてください』
なんて言ってるでしょう。
僕も言われます。
『量が多いから〜梳きたーい』
量が多いから=梳く
んー間違ってないけど正しくない。
髪を梳くとどうなる?
髪を梳くと…
量が減る
毛先の量が減る。
根元の量は一緒です。
なので毛先だけスカスカの状態。
梳きすぎて毛先がスカスカの状態だと
・伸びてきたときにより膨らむ
・まとまらない
・つやがなくなる
・髪が伸びずらい
これらは梳きすぎが原因です。
もちろん的確なセニング(梳く)を行えば
・頭がコンパクトになる
・質感が出る
・毛先のまとまりがよくなる
などメリットもあります。
ただ多くの場合は梳かれすぎてることが多いです。
実際に僕のお客さんで来てる人にも
こういう状態が多く見られます。
梳かれすぎたお客様
前回梳かれすぎてしまった髪をやるのは結構難しいです。
毛先がスカスカなのにやりたいスタイルはもっと
ボリュームのある健康的なヘアスタイル。
梳かれてないところまで切れば
健康的で綺麗なカットはできるけど
そうするとかなり短くなるよ。
そんな感じになってしまいます。
だから私は梳かれすぎた髪にはセニングは絶対に使いません。
なぜならもっと状態が悪化するから。
そうするとおそらく
『前の方がスッキリしてた』
と思うかもしれませんが
それでいいんです。
だってそっちの方が健康的だもん。
じゃあどうすればいいか。
そこなんです。
もちろんセニングの技術が存在してるわけなので
梳く行為自体間違えではありません。
僕もセニングは多用します。
ただし、
お客様の髪の状態を見て
セニングした方がいいかどうかは判断します。
先ほども書いた通り
『多いから梳いて』
と言われても危険な状態になる場合は
絶対にやりません。
じゃあどうするか。
それは『ヘアカット』で調節します。
梳かれすぎたお客様は
それ以上梳くとヘアスタイルが崩れます。
なので毛先をカットして
健康的に揃ってる長さまでカットします。
なのでかなり短くなってしまいます。
そのくらい
『梳きすぎ』は怖いです。
僕は
ベースカットで軽くして
質感を出したいときには普通のハサミ毛先を柔らかくして
もっと質感が欲しい時はセニングを使う感じです。
もちろん量が多かったら梳きもするし、
毛量を均等にするために使うときもありますが
基本的には使わなくてもヘアスタイルで重さなどはコントロールします。
何でもかんでも
『梳けばいい』ってものでは決してないです。
まとめ
・セニングのしすぎた髪はいいことが無い
・梳いてちょうどいいのは最初だけ
・量を調節するなら適切なセニングと適切なヘアカット
・梳けばいいってもんじゃ無い
などそんな感じです。
梳かれすぎた髪をやるのは本当に難しいと思います。
とりあえず梳いて
質感出そうみたいなカットする人は
僕個人からしたらあまり上手とは思いません。
(僕ならヘアカットで調節して健康的な髪を維持させます。)
そんな感じで
なんとなく分かって頂けたでしょうか?
これを見てる方でも言ってる人いたんじゃ無いでしょうか?
とりあえず梳きまくる人
と
必要なところだけ的確に梳いてヘアカットで調節する美容師
読んだならわかると思いますが
どちらが髪に髪を任せたいですか?
ちなみに僕は圧倒的に後者です。
連絡お待ちしております。笑笑
髪に関する知識でした><
長々とありがとうございました!
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